リフォームに必要な施工期間を考えて計画する
気になることはたくさんありますが、リフォームをする時に一番に気になるのが、施工にどれぐらいの時間がかかるのかということです。工事が大がかりになればなるほど、家で暮らしながらリフォームをすることが難しくなりますし、部屋の間取りまで変更するのであれば、家に留まるのは難しいでしょう。
リフォームに必要な工期というのは、その工事内容によって差があります。簡単な壁紙の取り替えや床材などの内装リフォームであれば約1週間程度必要です。
さらに、システムキッチンや水回りのリフォームなどにはさらに期間が必要です。例を挙げると、キッチンなどのリフォーム工事をする場合にも、まずはリフォームの打ち合わせが要りますし、受注生産ですので発注されてから納品されるまでの期間がそれなりに必要です。そして、特注のキッチンを注文すればさらに期間は伸びますし、水回りのポジションを変更したり、他には天井や床や壁といった別の部分のリフォームも同時に行ったりすれば、2か月程度の期間を要するのです。
特に水回りのリフォームを行う場合には、浴室や台所、またはトイレといった生活に必要な部分を使えなくなるので、使えない期間の水回りの使用方法なども予め考えておきましょう。さらに、季節によっては水回りが使えないと不自由さを感じやすいものです。なので、なるべく非常に汗をかく季節や非常に寒い季節のリフォームは避けた方が安全です。
また、住宅のすべての改修工事をするケースでは更なる期間がかかってしまいます。新築住宅を建築する際には3カ月程度の期間が要りますが、それと比べて同様の時間を必要とするので、全面改修工事などの改装を計画しているときには、短い期間の仮住まいの準備なども必要です。これらの住まいを見つける時間や打ち合わせの時間なども含めると、リフォームの期間は尚更かかるものですし、リフォームをしようと考える場合、少しずつ時間をかけて入念に打ち合わせや用意を始めるべきなのです。